住宅ローン控除

住宅ローン控除とは、住宅ローンの借り入れ残高の最大1パーセントが所得税額から控除され、所得税が還付される減税制度のこと。一定の条件を満たす住宅を、返済期間10年以上の住宅ローンを利用して購入し、2008年中までに入居した場合に所得税の還付が受けられる。住宅ローン減税、住宅減税とも呼ばれる。正式名称は「住宅借入金等特別控除」。

住宅ローン控除が利用できるのは、床面積50平方メートル以上で、主に居住用として使われる住居(増改築も可)。中古住宅の場合は、マンションなど耐火建築物は築25年以内、一戸建てなどそれ以外の建築物は築20年以内であることが条件となる。また控除を受ける年の所得が、3000万円以下でなければならない。これらの条件を満たしたうえで、返済期間10年以上の住宅ローンを利用して住宅を購入し、確定申告を行うことで、ローン残高に応じて税金が10年間還付される。1年間に還付される税金は2005年入居の場合で、最高40万円まで。控除額は毎年下がり、2008年に入居した場合の最大控除額は年間20万円(7年目以降は10万円)までとなる。なお納めている所得税が、控除額よりも少ない場合は、その所得税分しか還付されない。

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