住宅ローンをリニューアル販売 東京スター銀行
東京スター銀行は11月29日、預金連動型住宅ローン「スターワン住宅ローン」をリニューアル販売すると発表した。預金連動型住宅ローンはローン残高から普通預金の残高を差し引いた金額に金利がかかる金融商品。普通預金口座に入金しておくだけで繰上げ返済と同様の効果が得られることから、支払い総額を減らせるなどのメリットがある。
リニューアルでは借り換え客の金利を1%優遇するほか、入院保障や返済休暇などニーズにあわせたサービスをローンに組み込める「メンテナンスパック」(別料金、年率0.3%から)を追加した。雇用形態の多様化に合わせ、派遣社員や契約社員など非正社員への融資も行うとしている。
同社では「改正建築基準法による着工減が、住宅ローン販売競争の激化につながることを懸念」(多田浩一郎ヴァイスプレジデント)しており、借り換え客の取り込みを加速化している。今回の商品改訂もその一環。今後も預金連動型の新商品開発に乗り出すとしている。
「スターワン住宅ローン」は03年に発売。11月現在で融資残高は3116億円。